みずものがたり

生命の源、「水」は地球の透明な血液です。

「水の惑星」、地球――。水が地球を循環することによって、すべての生命を支えています。

地球上の水は限りある資源です。
人間は、この貴重な水を他の生命と分けあって暮らしています。

わたしたちにとってかけがえのない生命のみなもと「水」について、豊富な写真やイラストを使って読み解くビジュアル・エコブックです。物質としての水のフシギや地球温暖化による世界各地の水問題、水問題に取り組む企業やNPOによる21の解決法など、7つの視点から水を見つめ直します。切っても切れない生きものと水の関係について今いちど立ち止まって考えてみませんか。

  • ●身の回りの課題と素直な心で向き合える

    「牛丼を1杯つくるのに必要な水は2,000リットル」――このように、わたしたちが知らなかった数字で見る身近な水問題もイラストといっしょにくわしく解説しているので、子どもから大人まで理解を深めることができます。

  • ●まずは「知る」ことが次なる「行動」に

    日本の伝統的な暮らしの中に残る水を大切に使う知恵や、水が少ない国での人々の生活などさまざまな視点で紹介します。世界のこと、地球のことを、まずはちゃんと知って次のステップへ――。本書はそんなきっかけになる内容で構成されています。

写真: 山本良一

企画監修:山本 良一
(東京大学 生産技術研究所教授)

人類をはじめ、生物は水なしでは生きられません。水は命の源です。干ばつで苦しむボツワナの通貨プーラは雨を意味するそうです。地球の淡水資源は有限で、私たちはそれを大切に利用し、後世の世代へ伝えていく重い責任があります。

しかし、水の大量使用と汚染によって、人類は深刻な水問題を引き起こしてしまいました。アラル海は干上りつつあり、黄河の水量は減少し、五大湖の水も減少し、アマゾンは渇水に直面しています。2007年夏、北極海氷は激減しました。このままでは、ティッピングポイントを超えて5年以内にも夏には完全消滅するという予測もあります。北極海氷の減少は温暖化を加速させています。地球温暖化は世界の水問題をさらに激化させるでしょう。本書は社会が水問題において「緑のティッピングポイント」(社会変革の臨界点)を超え、問題解決のために全力を挙げるために出版されました。

1946年茨城県水戸市生まれ。
東京大学工学系研究科博士課程修了。工学博士。東京大学生産技術研究所教授。文部科学省科学官。エコマテリアル研究会名誉会長、日本LCA (ライフサイクルアセスメント) 学会会長、国際グリーン購入ネットワーク会長、環境経営学会会長、政府特定調達品目検討委員会座長、環境報告書ネットワーク顧問、ISO/TC207/'SC3 (環境ラベル) 日本国内委員会委員長など、学外でも多くの要職を兼務。
著書に『地球を救うエコマテリアル革命』(徳間書店)、『戦略環境エコデザイン』、『サステナブルカンパニー』のほか本プロジェクトの中核となる『1秒の世界』、『世界を変えるお金の使い方』、『気候変動+2℃』(以上ダイヤモンド社) の責任編集を担当。

編著:Think the Earth プロジェクト

無関心やあきらめの心を社会的課題と捉え、斬新な切り口で環境問題や社会問題について関心を高め、地球的視野で考え、行動する (Think the Earthする) きっかけ作りを行っているNPO。地球儀型腕時計「wn-1」、携帯アプリ「live earth」などの他、手がけた書籍に、写真集『百年の愚行』(紀伊國屋書店)、『えこよみ』(ブロンズ新社)、『1秒の世界』、『世界を変えるお金の使い方』、『気候変動+2℃』、『いきものがたり』(ダイヤモンド社) などがある。

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  • 定価:1,995円 (税込)
  • A4判変型/90頁
  • ISBN 978-4-478-00355-8
  • 2008年3月13日発行

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