ご当地食材でお弁当をつくろう!:審査にあたり

2009年3月に学校へ寄贈された『たべものがたり』をより深く理解してもらうために、子どもたちが自ら調べ、作った「ご当地食材のお弁当」のレポートを募集しました。自分たちの住むところで育つ食べものを調べ、それらを育てる地元の人々とのコミュニケーションを通して地域と食の関わり、環境と食の関係、食の安全や安心に関しての認識を深めてもらえたのではないかと実感しました。

未来図書室プロジェクト事務局

評価のポイントについて

審査にあたっては、以下の評価ポイントを踏まえ、【小学生の部】、【中学生の部】、【高校生の部】に分かれ、一次審査・二次最終審査(最終審査)が行われました。
※評価項目に関しては参考であり、これらの基準を満たしているか否かが審査結果に決定的な影響を与えるものではありません。

【評価ポイント】
・レポート制作
背景、分析、考察や反省が書かれている/デザインや見やすさが優れている/独創的なポイントがある など
・お弁当
調理過程/家族の人などとのコミュニケーションがある など
・食材リサーチ
生産者の顔が見える/自分の足で取材/歴史や地方特有の食べ方などさまざまな角度からの調査がある など

ご当地食材でお弁当をつくろう!:審査にあたり

東京大学生産技術研究所 教授 山本 良一氏

受賞されたご当地食材のお弁当はすべて大変おいしそうですね。
これから"地球温暖化"が進み、気候の変化が大きくなっていったときに、このようなごちそうが食べることができるのかどうか心配です。
世界の国々は世界の平均気温の上昇を産業化前と比べて2℃以下に抑制しようと約束しました。2℃を突破するようなことになればこのようなごちそうはもう食べられなくなるということを考えて、地球温暖化の問題を一刻も早く解決しましょう。

Think the Earthプロジェクト 『たべものがたり』編集ディレクター 上田 壮一氏

今回の審査は本当に困りました。何しろ力作揃いだったからです。
しかもテーマは「ご当地食材」。
日本全国35都道府県から、選りすぐりのお弁当のアイディアが届きました。
どれもが個性的で、全体として日本という国の豊かさを感じるものでした。
一つのお弁当を作るというプロセスの中に、素敵な経験があったことでしょう。
その一つひとつを大切にしていってもらえたらと思います。

レスポンスアビリティ 代表 足立 直樹氏

二次審査に残ったものは、いずれもレベルが高く、甲乙つけ難いものばかりで、選ぶのに大変苦労しました。お弁当を作るだけでなく、野菜などの素材から作ったり、あるいはそれらが作られる過程を調べたりしているものが多いことが良かったと思います。食べることは、ほかの生きものの命をいただくこと。出来上がった食事としてのお弁当だけでなく、その過程を体験したことが、応募してくださった皆さんにとってかけがえのない体験になったのではないでしょうか。また、当然とは言えますが、都会よりも地方の方が、食材が豊かで、応募者の皆さんもそれを誇りにしていることが印象的でした。