住友林業株式会社

住友林業は300年を超える伝統に培われた住友の事業精神を礎に、「木を活かし、住生活に関するあらゆるサービスを通じて、豊かな社会の実現に貢献する」ことを経営理念に掲げています。この経営理念をCSRの観点で再確認し、「当社らしい事業活動を通じて社会の期待や要請にこたえること」が住友林業のCSRと考えています。何か特別な活動を行うことでなく、社員一人ひとりが社会的課題を意識しながら、日常の仕事に取り組むことです。そのためには、社員一人ひとりが自らの仕事と社会との関係を認識し、ステークホルダーとの双方向の対話を通じて社会からの期待に応え、より良い関係を築いていくことが大切です。
社会から信頼される会社であるために、そして何よりも自分自身が誇りを持てる会社であるために、全ての役員、社員が、もう一度自らの仕事を見直し、行動するために、平成19年8月「私たちの業務とCSR」を策定しました。

【私たちの業務とCSR】
「木」と「住文化」に関する独自の専門性を活かし
社員、お客様、地域社会、地球環境と、
その全ての幸せを育て、つなげていく、
幸せの好循環(幸循環)を創造する。
この幸循環を、活かす、育てる、つなぐ
3つの行動で実現する。


■活かす幸循環
①木を活かす
生物多様性を尊重し、持続可能な森林資源を適性かつ安定的に供給すると共に、木の可能性を追求し、より良い社会の創造に向けた新しい価値を創出する。

②森を活かす
業界のリーダーとして林業の発展を牽引し、森林の保全と活用のモデルを確立する。

③伝統を活かす
日本の文化、伝統の知恵に学び、自然と共生するくらしを次世代に継承する。



■育てる幸循環
①家族を育てる
お客様の家族、社員の家族、全ての家族の幸せを何よりも大切に育むくらしを追求する。

②住まいを育てる
世代を超えて長く大切に使われ、住みやすさと資産価値の高まる住まい作りを進めるとともに、人生のさまざまな場面で幸せな暮らしに貢献する。

③街を育てる
誇りと愛着の持てる街づくりをリードし、地域のコミュニティーを育む。



■つなぐ幸循環
①社員をつなぐ
社員の想いをつないで、多様な個性が活躍する、活力ある企業風土をつくり、社会に役立つ人材を輩出する。

②社会をつなぐ
人々と活発なコミュニケーションを交わし、積極的に意見を取り入れ、真に社会が必要とするものを提供する。

③地球をつなぐ
人に地球に幸せをもたらす独自の循環型事業を構築し、持続可能な社会に向けて主導的役割を担う。


この幸せの好循環を創造する考え方のもと、一人ひとりがCSRの視点で日常の仕事を見つめ、考え、提案し、実践へとつなげていくことで、ステークホルダーとの対話を進めています。
小中学生を対象とした自然体験教室や「エコロジースクール出前事業」は、こうした考えによる、次世代を担う子ども達というステークホルダーとの直接対話を重視した取組みの一つです。

CSR/社会貢献の実績や活動

●社員が描く2020年の住友林業
住友林業グループが、これからの社会で信頼され、選択される企業として発展し続けるための「目指す方向性」を改めて問い直し、社内外で共有することを目的とした全員参加型の議論の場「チーム“2020”」の活動を平成18年度行いました。56名の有志社員による4回の全国ミーティングと13回の定例メンバーによる会議により、「あるべき姿」と「共有すべき基本的価値観」が策定されました。

●学研まんが「森と木のひみつ」制作協力
子ども達の森林現状理解と環境教育を目的として、学研まんが「森と木のひみつ」の制作に全面協力しました。主人公が当社の関連施設を訪れる中で、森や木に関する疑問を解決するストーリー仕立てになっています。平成19年3月に、全国の小学校約23,000校と公立図書館約3,000館に寄贈しています。

●住友の森 フォレスターハウス
愛媛県新居浜市別子山の住友の森では、社有林のうち10haを一般開放するとともに、植林から伐採までの作業を再現するジオラマやパネルを「フォレスターハウス」で紹介しています。森林文化の情報発信基地として、小・中学生の学習の場に提供したり、登山の玄関口としても利用されています。